中国伝統医学療法「推拿(すいな)」について その1

●ほぐし整体

今日は、Re・楽 グループでご提供している推拿についてのお話し。

推拿(すいな)とは、中国伝統医学はTCM(Traditional Chinese medicine)とも言われアジアだけではなく近年では欧米でも広く代替医療として用いられています。

解剖学などが発展していない遥か昔、中国の人々は人間の体も自然界の一部として捉え、自然界の法則に則って人体の変化を解明しようとしました。
自然界には光と影、昼と夜がある様に陽と陰の考えを用い、自然界の全てのものは、木、火、土、金、水に象徴する5つに分類した陰陽五行という概念がうまれました。

人間の体と精神もこの概念に当てはめ、陰陽と五行のバランスが保たれている状態を健康な状態として、不調が出た際にはこれらの何処のバランスが崩れ、どの様に影響し合っているのかを解き明かしたものが中国伝統医学の基礎理論となっています。

このように書くと非常に難しいもののような感じがしますが、パズルの謎解きのようなもので非常に面白い考えだと思います。

心身の不調があっても、医学的なデータに異常がなければ処置のしようが無いのが現在の医学です。
中国伝統医学は自覚症状を重視するため何か不調があったら何処かのバランスが崩れていると考え、その根本を謎解きで解き明かして根本的な原因を追求していきます。

日本の古典医学も中国伝統医学の影響を多大に受けていますが、いつからか日本人も自分の身体の状態に耳を傾けることを忘れてきてしまっているように思います。

マッサージなどの施術を受けると、自分の体のバランスの崩れに気が付いたり、自分が思っていた以上に体の疲れに気付いたりすることがあると思います。

当店でも「自分が思っていた以上に腰が痛かった」「自覚症状のない場所が張っていた」などのお声を頂きます。

施術を受けることで、リラックスしながらご自分のお身体に耳を傾けるきっかけとなって頂ければと思っております。

研修先の上海中医薬大学の推拿科主任の王先生と

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