こんにちは。Re・楽 グループ 院長の稲葉です
皆様いかがお過ごしでしょうか?
前回のブログで中国伝統医学についてお話ししました。
今回は今回は当店で施術しております「推拿(すいな)」についてです。
按摩という言葉は耳にしたことがあると思いますが推拿は初めて聞いたという
方も多いと思います。
按・摩・推・拿・これは全て手法の名前なのです。
按=圧迫する、摩=さする、推=おす、拿=つまむ
といった感じで、この他にも30種類以上の手法が存在します。
日本には按摩という言葉として聖徳太子の時代頃に中国から伝えられています。
中国では、病院で受ける治療の手技を推拿、街のお店でリラクゼーションとして
受ける手技を按摩と言う場合が多いようです。
中国の多くの病院には推拿科があり、筋骨角系の疾患だけではなく婦人科、内科
精神科的な疾患まで幅広く対応しています。
特に、推拿は薬を飲ませられなかったり鍼を受けられない小児分野でも発展しており
小児推拿科という独立した分野が存在します。
私も中国の病院で研修している際には、風邪、てんかん、食欲不振、便秘から
多動症(トレット症候群)など多様な患者さんが治療を受けていました。
推拿科の病室はいつも患者さんでいっぱいで
設備は何も無くベッドのみ。推拿師の先生が白衣を来て『手』のみで治療にあたります。